視覚障害者にも興味を抱かせる「街角情報ステーション」

 視覚障害者として関心を抱かせる、街角の情報ステーションができたというニュースを聞いて、本日、新宿駅西口の小田急ハルクの前のカリヨン橋へ行き、その「街角情報ステーション 」を見てきました。


 災害時に役立つ情報を提供する「街角情報ステーション」運用実験開始
    ~ ユビキタス技術と衛星通信を活用した情報ステーション ~

      http://ts.uctec.com/uctec/jp/release/20121121_info_station_release.pdf


 これは、YRP ユビキタス・ネットワーキング研究所 所長 坂村 健先生(東京大学大学院教授)や、ユーシーテクノロジ株式会社、および東京都建設局などと共同開発されたものです。



画像



 災害で、大停電が起こったり、電話やメールなどでの通信がとれなくなった時、家族や知人の安否情報の登録や確認、周辺の災害状況・避難場所・交通状況などの情報提供、携帯電話、スマートフォンの通信、充電などができるステーションです。

 装置は、ステーションの電波受信や、太陽光発電パネルを支える電柱のようなポールの下部にありました。



画像



 顔の高さぐらいのところに、ディスプレイ画面があり、タッチでいろいろな操作ができるようです。


 そして、もし、災害で地上の通信インフラが不能になったとしても、このステーションを中心に、数十メートル以内でしたら、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の通信衛星を介しての通信ができるとのことです。


画像





 安否情報は、現在、自分の持っている運転免許証、パスポート、SUICA、PASUMOなどのICカードを持っていれば、それをこの装置にタッチするだけで、今、どこにるかが登録されるようです。
 ユーザー登録をしている関係者が検索すれば、この登録資料で安否を確認できるのかと思います。



画像



 このステーションの通常の電源が、もし災害で不通になったとしても、太陽光発電のパネルがポールの上部にあり、蓄電池に貯めた電気と太陽光発電で電源が絶たれることはないとのことでした。




画像



画像
(スマートフォンの充電も)





 その他にも、平常時はWi-Fiのアクセスポイントになるので、手持ちのスマートフォンで各種情報にアクセスが可能、twitterなどのSNSと連携して、その周辺の情報を提供などのこともできるようです。




 

- - - - - <災害時に役立つ 街角情報ステーション>より
 
■平常時
平常時は周辺の施設や店舗、天気予報などの情報。

■災害時
災害時になると、情報が切り替わり、周辺の災害状況や避難場所などの情報が表示されるほか、
安否確認システムとして利用。

*街角情報ステーションには、その場所を一意に識別するためのIDであるucodeを付与して場所を識別します。

- - - - - -


 この「街角情報ステーション」の設置期間は11 月21 日(水)から11 月30 日(金)までです。

 「街角情報ステーション」は、今後、運用実験を経て、都内を中心に約1000カ所にこのシステムを設置したいということのようです。

 大災害はいつ起きるか分かりませんから、 このシステムが広く普及することを大いに期待します。


 視覚障害者としては、「らくらくホン」のような音声対応の携帯が使えますし、また、私と武藤繁夫氏が開発中のスマートフォンアプリ「スマート点字」での通信が可能になった場合、このステーションを利用できたらよいと考えます。



[参考]
スマート点字入力の紹介[1]
長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー
http://ubq-brl.at.webry.info/201112/article_1.html