自律移動支援-神戸三宮地区・初めての携帯電話による実証実験を体験

 自律移動支援の神戸三宮地区・初めての携帯電話による実証実験を体験してきました。


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 国土交通省は平成16年より全国各地で高齢者・障害者等自律移動支援プロジェクトの実証実験を行なっています。

 このプロジェクトの目的は、
自律的移動支援プロジェクトについて

ーすべての人が持てる力を発揮できる社会システムをめざしてー
1.プロジェクトの目的
本プロジェクトは、すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築する「ユニバーサル社会」の実現に向けた取り組みの一環として、社会参画や就労などにあたって必要となる移動経路、交通手段の選択や目的地情報などについて、「いつでも、どこでも、だれでも」がアクセスできるネットワークの構築などについて検討を行うことを目的
とする。(以下略)

 具体的には、点字ブロックにICタグを埋めたり、赤外線マーカや電波マーカというものから情報を送り、高齢者・障害者などの移動を便利に安全にする実験をしています。
 私は、これまでにできるだけ多くの実証実験を体験してきました。(*)

 今回は、
(1)神戸市役所1号館から「さんちか」呼ばれる三宮地下街までのGPSとIMES信号をもとに携帯電話によるサービスの体験と、
(2)三宮地下街での無線マーカを用いたユビキタスコミュニケータによる移動案内を体験してきました。
http://www.kkr.mlit.go.jp/plan/jiritsu-project/kobe/index2008.html

●今回の特長は、自律移動支援プロジェクトでは初めての、携帯電話で移動のための情報を得るというものでした。

(1)では、NAVITIME・KDDI・KDDI研究所の携帯電話によるサービスを体験しました。
 私はKDDIのEZナビウォークは2003年にauの「A5501T」のEZナビウォークが発売以来、何回かそのナビゲーション機能を検証してきました。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~sptnet/32415658/
http://www5d.biglobe.ne.jp/~sptnet/32790530/ ですから、今回の実験には注目していました。


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 スタート地点の神戸市役所からauの「W62SH」という携帯電話を持ち、地上(屋外)の歩道にある点字ブロック上をGPSによる音声ナビゲーションで歩行し、交差点付近では携帯電話のバイブレーション機能を活用した振動による注意喚起を受けて、三宮地下街では、地下のためGPS電波が届かないので、IMESによる移動支援に切り換えるというものでした。
 神戸区役所近くから三宮地下街までのGPSによる音声ナビゲーションは、GPSがビルなどの高い建物により測定が不確実で、実際の案内が大きく異なったりして、これで歩行できるというものではありませんでした。
 地下街では、IMESに切換るとのことでしたが、これも思うように接続できず、まだまだこれからだという感じでした。


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(写真は地下街の天井付近に設置されたIMES、ucodeなど)


(2)地下街を案内する実験では、これまで用いられてきた、YRPユビキタス・ネットワーキング研究所の携帯電話より大きなユビキタスコミュニケータという端末でもサービスを体験しました。
 これは、これまでに多く使われていたので、ソフトなども充実し、また骨伝導ヘッドホンを用いているので、耳をふさぐこともなく、音声も明瞭でした。



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 ただ、ユビキタスコミュニケータというものは、携帯には大き過ぎるので、早く、この機能を携帯電話に移行できればよいと感じました。
 自律移動支援プロジェクトの最終目的は、国としての統一基準に基づき、どの携帯電話でも、いつでもどこでもその人に必要な情報が得られるように支援ができるというようになるものと考えます。

 全国各地の実験が実り、早くこのプロジェクトが完成することを望みます。



(*)<自律移動支援>
http://www5d.biglobe.ne.jp/~sptnet/33602936/