帽子の中で体表点字を読みながら(国際シンポジウムでヘレンケラーホン発表)

 昨2月6日(金曜日)に京都で開催されている、国際シンポジムム「地域における障害者のインクルーシブな情報支援」で盲ろう者用携帯電話(ヘレンケラーホン)をデモも行ないながら発表をしました。


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今回のデモの特長は、帽子の中で体表点字(*)を読むということです。

 「帽子を中で点字を読むなんて?」と思う方があるかもしれません。
 点字の1点をワイシャツのボタンぐらいの振動するものを振動させて表現します。
 この振動するものを振動子と呼びますが、これを耳の5センチぐらい上方で、ベレー帽の内側の左右に1個すつ付けます。
 点字は6点ですが、これをそれぞれ3回時間差で振動させるだけで、点字の6点を上から順に2点ずつ表現します。
 つまり、左の振動子が時間差で「1・2・3」の点を右の振動子が時間差で「4・5・6」の点を振動で伝えます。

 これを証明するために、デモで私に携帯電話を通話状態にして、会場で点字を送ってくださった方は、当日、会場でお会いした初対面のMさんでした。

 デモの前に数分だけ、ヘレンケラーホン用にポケットビーブルを接続した「らくらくホン」の操作だけを説明しました。

 15分間の発表の時間の中で、冒頭の2分だけこのデモを行ないました。
 Mさんはすぐに操作を覚えて、私に振動する点字で文字を送ってくれました。私は、それを読んで、その点字を声で皆さんに伝えました。
 国際シンポジウムですから、多くの外国の方がいましたが、その方々にこの盲ろう者用電話のヘレンケラーホンの原理を理解していただけたと思います。


(*)体表点字

発表資料:NHKニュースから