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zoom RSS JRの八高線拝島駅で初めて昇降式ホーム柵を可動したが、点字表示に明らかなシステムミス

<<   作成日時 : 2015/04/02 14:54   >>

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 3月30日(月)に、28日からJR拝島駅5番線ホームにJR東日本が初めて試行導入した昇降式ホーム柵を見てきました。




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 その結果、どうしてホームドアでなく、このようなホーム柵にした意味が分かりました。

 昇降式ホーム柵とは、直径6センチぐらいのパイプの柵が3段あります。

 この柵は、上段が、ほぼ私の顔の高さですから、地面から約135センチぐらいあり、中段は、腹部と胸部の境界ぐらいですから約90センチあります。

 下段は、同じく膝の高さですから約45センチぐらいかと思います。

 つまり、約45センチ間隔で3段のバーによる柵ということになります。

 それでドアが左右に開閉するのではないので、「ホームドア」とは言わないで「ホーム柵」と呼ぶようです。

 電車がホームにない時は、この柵は降りています。

 この拝島駅のJR八高線は4両編成とのことですから、昇降式ホーム柵の全長は約80メートルかと思います。




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 私は、拝島駅に初めて降りましたが、新しい駅舎で、通路などは広々として明るく、その割に人が少ないように思いました。

 それは、月曜の午後ということで、通勤通学の乗降客がなくて、すいていたのかと思います。

 拝島駅は、JRの八高線、青梅線、五日市線、西武鉄道・拝島駅の乗換駅であり、朝夕のラッシュアワーでは、かなり人で混雑するものと思います。


 ここ拝島駅では2011年10月に視覚障害者がホームから転落して亡くなっています。

<参考>
目の不自由な女性がホームから転落死亡(JR拝島駅) 


 この駅に簡易型のホーム柵が試験導入されたのもこのことがあったからかもしれません。

 ホームに電車がない時は、この柵が降りていています。
 
 電車が到着し停車してから柵の全体が上がるのかと思います。

 バーが電車の屋根くらいの高さまで畳まれながら上がり、それから電車のドアが開きます。

 停車時間は長くあるようでしばらくそのままでしたが、やがてバーが下がり、その後に電車のドアが閉まって発車しました。

 ゆっくりと時間をかけて開閉していました。

 直感的には、設備費は、ホームドアよりずっと安価なように思えました。

 また、柵とホームの端との間は、人が歩ける程度に60センチぐらいの幅があるようですから、電車と柵に挟まれても危険はあまりないようでした。

 この昇降式ホーム柵はホームの幅が広い、過密ダイヤのないローカル駅に向いているなと思いました。

 ホームからの転落事故を防止するためには、ホームドアの設置率がまだまだ低い今日では、実際的な方法かと思います。



 人がホーム柵に近ずきすぎると、「危険ですから黄色い線までお下り下さい。」というアナウンスが入りました。

 点字ブロック上を歩くのには大丈夫ですが、少しバーに近づくと、すぐにアナウンスが流れます。


 それで、バーとバーの間に柱が2本立ち、車両番号・ドア番号、行き先などの案内表示もありました。

 

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lこれは、JR山手線新大久保駅から付きはじめた点字案内表示と同じものです。



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 墨字(すみじ=目が見える人が読む字)の表示による、

 「八高線 上り 八王子方面」

 「4号車 3番ドア」

 「→ 先頭 1号車」
 
 という案内表示です。

 そこで、この点字を確かめて読んでみましたが、ここのホーム柵全部の点字表示に共通な点字の誤りがあることが分かりました。

 点字印刷は、プラスチック性のエンボス点字でした。

 共通の誤りとは、点字の「は」(=1、3、6、の点)が、すべて「わ」(=3、の点のみ)になっていたことです。

 ですから、「八高線」が「わちこーせん」であり、「八王子」が「わちおーじ」になっているのです。


  
(写真=赤丸で囲んだ点「わ」)



 このようなことから、この点字は、コンピュータによる印刷で、そのデータエラーということかと思います。

 この点字の誤りをそばにいた駅の関係者に伝えると、初めて聞いた様子でした。

 ユーチューブなどにも、この駅の様子が多く紹介されていますが、この点字の誤りを指摘したものはなか
ったのでしょうか。


 やはり、点字使用の私が確認してよかったと思いました。





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