長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー

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zoom RSS 東京モノレール新型車両10000形とバリアフリー(車両番号・ドア番号)

<<   作成日時 : 2014/11/09 00:02   >>

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 今年の夏に、羽田空港とJR浜松町を往復する東京モノレールに新型車両が導入されたというので、先日機会があり、それを視覚障害者の立場で体験してきました。


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 東京モノレールの扉は1枚の片開き(1000形)と思っていましたが、新型車両は、両開きでした。

 新型車両は10000形で、17年ぶりに1000形の置き換え車両になります。

 扉は両開きであるとともに、座席も窓を背にするロングシートと従来の向き合いで座るクロスシートの両方がありました。

 そのクロスシートも、以前のものより前の座席との間が広いように思えました。

 全体として、車内が広くなったように感じました。

 視覚のある人に聞くと、車内がカラフルになり、大きな荷物置場もあり、ずっと明るく広くなったとのことでした。



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 視覚障害者のバリアフリーの立場で、「車両番号・ドア番号表示」を確認しました。



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 2000年9月に帝都高速度交通営団 (現・東京メトロ)南北線が全線開業し、それに合わせて「乗車位置点字案内標」(通称=車両番号・ドア番号表示)がドア左側のにぎり棒に貼られました。

 最初に取り付けられた車両番号・ドア番号表示から14年が経過しましたが、ようやく東京モノレールにも点字案内シールが貼られました。

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 これまでの鉄道各社の車両では、表示位置は両開きのドアの場合、左側に統一されてますが、このモノレールの10000形でも同じ左側でした。




 高さは、床高150センチで、都営地下鉄と同じ高さでした。


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 この10000形の前の形式に2000形の車両があり、これもドアは両開きです。



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 ですが、今回改めて確認したところ、肝心の車両番号・ドア番号の点字案内シールは、ドアの合わせ目の右側に貼られていました。


 ただし、高さは床高140センチで、東京メトロや他の私鉄と同じです。

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 この原因を推測すると、これまでの1000形の車両は片側開きの1枚ドアで、右側に点字シールがあります。



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 それに続く2000形は両開きですが、前に合わせて両開きになってもドアの右側に点字シールを貼ることになってしまったのかと思います。





 恐らく東京モノレールは、やがては全車両を、新型車両の10000形に統一するのでしょうが、それまででも、この2000形の右扉の点字案内シールは左側に改めてもらいたいと思います。




 ただ、この10000形でも残念なことは、表示位置が、他の東京メトロや、私鉄のように、床からおおよそ140センチの高さでなく、それより10センチ高い150センチのことです。


 点字を触覚で読む視覚障害者のバリアフリーとして大事なことは、どの電車に乗っても点字案内の表示が同じ場所にあることです。

 

 目で表示を見ることができる人は、ドアの合わせ目のどちら側にあろうと表示は読めるのですが、全盲の視覚障害者の場合は、指で触れないかぎり、そこに点字が書いてあると分からないのです。


 ドアの左側に手を伸ばして、もし、そこに点字がなければ、この電車には点字表示がないというように思ってしまいます。

 また、弱視者の場合は、目を近づけて拡大された通常の文字を読む訳ですが、床から140センチから10センチも高くなると、背の低い人は、目を表示に近づけにくくなり、読めないことも考えられます。

 
 乗降する駅のホームを移動して改札までたどりつくには、ホームのどの位置にいるのかを知ることが視覚障害者バリアフリーには重要なのです。
 

 東京モノレールは、視覚障害者のための「車両番号・ドア番号表示」(点字シール)の位置を統一して、東京メトロや、他の私鉄に合わせて140センチの高さにしていただきたいと思います。



 また、都営地下鉄(150センチ)とJR東日本(160センチ)の点字シールも140センチの位置に統一していただきたいと、以前から要望していますが、なかなか全体の統一ができていません。





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