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zoom RSS JR山手線高田馬場駅のホームドアフェンスが完成

<<   作成日時 : 2013/11/14 22:21   >>

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 本11月14日にJR山手線高田馬場駅の内回り線、外回り線の全体にホームドア用のフェンスが完成したことを確認してきました。




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 ホームドアフェンスの、まだ扉が開閉していないために開口しているドア予定の近くの垂直の壁に、10両目の1番ドアを示す「10の1」という点字表示がありました。



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 この表示は、山手線車内のドアの合わせ目にある表示と同じです。

 このほか、この表示の上方が斜面になっていますが、ここには、なお詳しく、「山手線内回り」、「新宿・渋谷方面」、「10両目 1番ドア、」、「(右方向の矢印で)「先頭車両」とありました。




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 これで、いよいよ、12月21日(土)には、ドアが開閉するようになり、運用開始ということになります。


 思えば、全盲の視覚障害者の上野孝司さんが、昭和48年(1973年)2月1日に、このホームから転落して犠牲となりました。

 今年は2013年ですから、ちょうど40年前のことになります。

 それから、上野さん転落死亡事故の原因が、当時の国鉄に責任があるのではないかということで裁判になり、国鉄側が、今後視覚障害者の安全に努めるという条件で和解となりました。

 この裁判の経過において、上野さんを支援する橋本宗昭さん(ロゴス点字図書館元館長)が、唱えた言葉に有名なものがあります。


<参考>
■JR高田馬場駅にいよいよホームドア設置―欄干のないホームに欄干が!
http://ubq-brl.at.webry.info/201201/article_2.html

- - - - - - - - - - - - - - - - - (一部引用)
 視覚障害者の生活において、駅ホームでの自由で安全な歩行環境がどうしても必要です。

 ここに、あえてホームドアを【欄干】と言ったのは、この言葉がキーワードとなり、現在、鉄道の駅ホームの端に黄色い点字ブロックが敷設されるようになったという経緯があるからです。

 この『欄干のない橋」』という言葉は、橋本宗明さん(ロゴス点字図書館元館長)が、上野訴訟(*)を支援して、裁判において視覚障害者にとってのホームからの転落の危険性を最も分かりやすく表現したからです。

 もし、晴眼者であっても、転落したら死ぬかもしれない川の急流に架けられた『欄干のない橋』を、真の暗闇では恐ろしくて渡ることはできないでしょう。

 それと同じように、歩行の安全設備がなければ、視覚障害者は生活のために、その危険な『欄干のない橋』のようなホームの上を歩かなければならないのが現実なのです。


(*)上野訴訟については、下記の「月刊“障問”の時代(1976)(1977)」に詳しく載っています。
国鉄上野裁判(前・後)
―死者は帰らない―
http://www4.famille.ne.jp/~aikoh/000honma-jidai-shyo_049.html
http://www4.famille.ne.jp/~aikoh/000honma-jidai-shyo_0492.html

- - - - - - - - - - - - - - - - - (引用終了)


 フェンスが完成し、ドアが付き「欄干のある橋」が完成して、ホームドア運用開始となる12月21日が待ち遠しいです。



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