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zoom RSS 小田急新宿駅ホームドア運用開始

<<   作成日時 : 2012/10/09 21:38   >>

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  鉄道の駅のホームドア設置は、視覚障害者のためだけではありませんが、報じられる視覚障害者のホームからの転落事故の多さから言って、やはり、視覚障害者の駅ホームでの抜本的な安全設備と言えます。

 新宿を起点とする鉄道では、京王線が本年8月に調布駅を中心とする3駅が地下駅化を機会にホームドアを設置しました。


<参考>
京王線調布駅、布田駅、国領駅のホームドア


 同じく、新宿を起点とする小田急線が、この9月30日より、4番線、5番線の急行の発車ホームのホームドア運用が開始されたというので、10月7日に見てきました。



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 日曜日の午後でかなり乗降客が多いようでしたが、安全なホームドア設置を確かめることができました。

 この駅でのホームドアの特徴は、ホームドアによって、その可動ドアの幅が微妙に違うことが分かりました。

 これは、恐らく、車両によってのドアの開閉位置の相異などに合わせたものと想像されます。




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 ドアに向かって左側のフェンスにある、「車両番号・ドア番号」の表示はありましたが、点字の表示はありませんでした。

 そこで、誇らしくホームドアの説明をしてくださった駅員さんに点字の表示のことを尋ねたところ、点字ブロックと勘違いされていたようですので、視覚障害者が読む点字の表示ですと伝えると、「会社の上の方にご希望を伝えさせていただきます。」とのことでした。

 この小田急線の新宿駅では、点字がないにせよ、ホームドアのドアの左側に拡大文字で、車両番号・ドア番号の表示がありましたが、京王線の調布駅などでは、それがドアに向かって右側でした。



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(小田急線新宿駅ホームドアはドアの左側に車両番号・ドア番号などの案内表示がある)



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(京王線調布駅ホームドアは、ドアの右側に案内表示がある)


 もし、これからそこに点字が表示されると、小田急線と京王線では表示位置が違うことになります。

 視覚障害者にとって、この表示位置の違いは、車椅子利用者にとっての段差のようなバリアなのです。

 表示が駅によって違うと、視覚障害者は、ドアの前を右往左往しなければなりません。

 もし、ホームでドアの入口の前に人が並んでいたら、その最前列を横切って表示を探さなければなりません。

 この、表示位置の重要さについては、案外、視覚障害者自身が気がついていないようにも思われます。

 点字の表示位置が、小田急線と京王線で同じであることを望みます。

 しかし、それには、行政や鉄道会社側の責任というより、バリアを感じる視覚障害者側の総意として代表する団体が伝え、それを、行政が取り上げ、また、会社間の共通の原則(=ガイドライン)にするのが筋かと思います。




<参考>
★バリアフリー報告:080404
− 三田線の可動式ホーム柵の車両番号・ドア番号表示を副都心線にも 


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