長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー

アクセスカウンタ

zoom RSS その後の目白駅:武井視良さんの事故から39日

<<   作成日時 : 2011/02/24 17:53   >>

トラックバック 0 / コメント 0

東京のJR山手線目白駅のホームで、1月16日に武井視良さんが転落して亡くなってから、本2月24日で39日になります。
 この事故の真の原因は分かりませんが、返す返すも残念でなりません。
 武井さんのご冥複を心より祈ります。

 昨2月23日に、改めて目白駅のホームの点字ブロックを検証しました。
 ホームの全体にわたり、すっかりと新しいものに改ためられていました。


 私は、ホームの最も池袋駅寄り1号車前から、足で新しいブロックをたどりながらホームの全体にわたり高田馬場寄りまで歩きましたが、何の心配もなくすらすらと歩くことができました。



画像





 ただ、その途中、6号車あたりまでのホームには、3カ所点字ブロックのすぐ横に柱があり、体の左側がまともにぶつかりました。 またホームを移動中、電車を待つ人に横からぶつかりました。午前11時過ぎという最もホームに人の少ない時間帯でもこのような状況でした。



画像




 ですから混雑する時間帯では、このようにホームを真っすぐに歩くことは困難です。
 人をホームから突き落としてしまったり、あるいは、私が歩く方向を見失って、ホームから転落したかもしれません。

 やはり、駅の安全にはホームドアの設置が大事です。

 38日前にさかのぼります。
 私は、この事故の翌日に目白駅の点字ブロックが分かりにくいものであったことを指摘し、複数のmlでそのことを伝え、またブログにも紹介しました。
http://ubq-brl.at.webry.info/201101/article_2.html

 通常でしたら、「ホームには点字ブロックがあったはずのに、もっと注意すれば、転落しなかったのかもしれない。やはり、安全なホームドアが必要である。」程度のニュースで済まされていたかもしれません。

 しかし、私のこの1年前のブログでの指摘から、私に、知り合いの個人、新聞社、テレビ局、NHKからの問い合わせなどが多数ありました。
http://www.nhk.or.jp/heart-net/fnet/info/1102/110209.html

 その結果、事故のあった目白駅の点字ブロックが果たして不備であったかの検証とその対策などが社会的に大きく注目されました。
 そして、私の指摘が正しかったことが証明されました。


 この結果、JRは主な駅での点字ブロックの点検、そしてその対策、また国土交通省での対策も発表され、点字ブロック、ホームドアの設置計画の前倒しなど、これまでにない急ピッチで対策が進みました。
 何よりも、今回の事故の原因となった目白駅のホームが、約1カ月で、全体にわたり、新しい、より分かりやすい点字ブロックに交換されたことです。


 比較のため、既にホームドアは付いていますが、この目白駅と同じような分かりにくい目黒駅の点字ブロックを見に行きました。ここも、すっかりと新しい分かりやすい点字ブロックになっていて、また、ホームドアに沿って歩きやすい誘導ブロックが敷設されてありました。
 ホームドアがあるとホームが狭くなるという話がありますが、これは全くの誤りで、ホームドアの壁まで人が寄っても安全ですから、ホームの片側だけで65センチもゆとりができるのです。ホームの両側では、安全な範囲の広がりは130センチになります。


 武井さんが転落した目白駅のホームの10号車あたりは、ホームが狭くなって幅は370センチとのことでした。ホームの縁から100センチのところが点字ブロックの安全とされる内側です。
 ですから、安全とされるホームの幅は170センチしかありません。



画像






 ですが、それがホームドアが付けば、130センチ安全な部分が増えてここ10号車前の安全な範囲が300センチになります。

 そして、転落の心配もなくなるのです。


 ホームドアの設置により、ホームが狭くなるという誤った観念は改めて欲しいです。




テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

その後の目白駅:武井視良さんの事故から39日 長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる