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zoom RSS JR山手線恵比寿駅ホームドア設置まで

<<   作成日時 : 2010/06/30 20:51   >>

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 6月26日からホームドアが開閉するようになった山手線恵比寿駅の様子を、昨29日に実際に行っていろいろと確かめてきました。

 午後4時ごろでしたから、ホームは混雑していませんでした。



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 まず気がついたのは、ドアが透明だということです。話には聞いていましたが、触ると枠までいっぱいの大きなツルツルな面でした。なるほど、これなら透明で、ホームから線路面がよく見えると直感できました。



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 次に、ホームドアから1メートルぐらい離れて並行して新たに誘導ブロックが敷設されていました。
 これは、動かないフェンスに並行する部分は「安全に歩ける」の意味の線ブロックで、開閉するドアの前の部分は幅広く扉までの、いわゆる点字ブロックと言われる点ブロックでした。



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 現在、山手線の11両編成のうち、9両は4ドアなのでホームドアを設置できたのですが、7号車と10号車のところだけは、6ドアなので、まだホームドアが設置されていないと聞いていましたので、そこへ行ってみました。



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 すると、ここは、やはり、まだホームドアがないので、注意喚起の幅が約45センチの広い点ブロックになっていました。そして、警備員さんがついていました。山手線の全線での完成が2017年ですが、何年目ぐらいから車両の全部が4ドアとなり、このホームドアのない部分が解消されるのかと思いました。



 念のため、電車の先頭と最後部のホームドアと、ホームの終端の突き当たりの安全対策を確認しました。
 突き当たり部分は、金属パイプの柵があり安全でした。


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 ここで不思議なことに気づきました。それは、電車の先頭と、最後部のホームドアのそれぞれ2カ所、合わせて4カ所のドアだけが、透明でなく、金属性の板になっていました。
 そこで、ちょうど駅の係の方がいたので、その理由を聞きました。

 『先頭と後部のホームドアは開口部が広くなっていて強化ガラスは重いので、ここは金属にしました。』ということでした。確かに、ガラスは分厚く重そうでしたし、幅は狭いようでした。


 ドア部分の点字表示などについてですが、扉の左のフェンスに、ここの車両番号とドア番号が、1号車の2番目のドアですと、「1の2」のように点字で表示されてありました。



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 しかし、これだけでは、都営三田線や東京メトロ副都心線や丸ノ内線に比べて簡単すぎると思いました。

 先進的な他の路線に合わせて、1号車がどの方向か、先頭車両が何号車なのかなどを表示してほしいです。

 それに、山手線ですから、「内回り」、「外回り」という特徴もありますから、その表示もほしいです。
 それから、これから工事が進んで、京浜東北線や総武線と並行する区域ができるはずです。そうすると、同じホームでも、反対側のホームには、ホームドアがないということになります。そこで、点字の表示部に、「反対側の京浜東北線にはホームドアがありませんから注意して下さい。」のように、そのことを示しておく必要があります。

 このほか、すべてのホームドアの表示に言えることですが、視覚のある人は、自分が降りたホームが、どこの駅かは、近くの表示を見ればすぐに分かります。ところが視覚障害者にはそれが分かりません。

 ですから、「ここは○○駅」という表示も必要と思いました。

 また、視覚障害者には、点字も拡大された文字も読めない人が多くいます。
 そこで、この表示部に押しボタンを付けて、音声で点字などの表示と同じことを案内する設備も必要と思いました。


 2000年に、全線開業した東京メトロ南北線での東京都内で最初に始まったホームドア説置と、車内の「車両番号ドア番号表示」でしたが、それらに対し、その都度、意見を発表してきました。

 そして、やっとJR山手線でその設置と運用が開始されました。
 このことが、今後、全国の鉄道に及ぼす影響は大きいものと思います。

 それだけに、全国に模範となる配慮の細やかな設備にしてほしいと思います。




<参考>
ホームドア・可動式ホーム柵(2008)

ホームドア・可動式ホーム柵


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