長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー

アクセスカウンタ

zoom RSS NHK技術研究所の視覚障害者のための触れるテレビ映像の研究

<<   作成日時 : 2010/05/27 23:59   >>

トラックバック 0 / コメント 0

 本5月27日に毎年行なわれているNHK技研公開に行ってきました。

NHK技研公開2010
http://www.nhk.or.jp/strl/open2010/index.html

−− 引用 −−
開催期日
2010/5/27(木)-30(日)
午前10時〜午後6時(30日は午後5時終了)
会場
NHK放送技術研究所
東京都世田谷区砧1-10-11
TEL:03-5494-1125
−− 引用ここまで −−


 私は特に映像の物体を手で触れる「触覚・力覚」の展示に特に関心があり、また時間の余裕もなかったので、ほとんどこの展示だけを体験してきました。



画像





技研公開_展示内容
http://www.nhk.or.jp/strl/open2010/tenji/39.html

−− 引用 −−
39 : 3次元物体の触力覚提示技術 〜触って伝わるテレビを目指して〜
TVML による展示紹介
展示概要
触って伝わるテレビの実現を目指し、物体に触った感覚を触力覚※1で伝えられる技術の研究を行っています。物体の形や硬さなどの特徴をより忠実に伝えるために、力覚提示デバイス※2を制御することで、複数の指と手のひらへの提示を実現しました。

−− 引用ここまで −−


 ここでは、具体的に直径15センチぐらいと25センチぐらいの円柱をまず見ました。これらは、画面に三次元映像として映っているのですから、見える人なら、その映像を見ながら、その像の触れた感じも分かるというものです。



画像




 二つの円柱の高さは約10センチぐらいでしたが、これらの円柱を1本のボールペンの先で触れるように分かりました。つまり、触れると言っても指で直接に触れるのではなく、細い棒の先で触れている感じです。



画像




 それでも、円柱のような単純な形のものなら、「そこに円柱があります。」と言われれば、それを探して、その形を確認することができます。この二つの円柱の場合、太い方のものは、円柱の切り口が、くっきりと分かるようにソフトウェアで力学的に工夫してあるのだそうですが、やはり、そのようにくっきりと感じました。

 次にリンゴと洋梨の形と表面の弾力性の違いを見ました。リンゴの表面は固いのですが、洋梨の方は柔かく段力のある表面に感じました。



画像






 特に今回の展示で大きな意味を持つのは、5本の指と掌で物をつかむ感じでした。



画像




 大き目の手袋に指から手の全体を入れて、5本の指でリンゴをつかもうとすると、指と掌の全体でそれを感じるようになっています。



画像




 これも、視覚のある人なら、画面を見ながら、その感触を知ることができますが、見えない場合は、音声などで、かなり前もっての情報がないと、リンゴをつかんでいるという感じは出ないと思いました。

 私は、これまでに2004年から30種類ぐらいのバーチャルリアリティーの物体を体験してきましたが、いよいよ、それが放送の上で、視覚障害者を意識して研究がなされるようになったことに大きな意義を感じます。

 これまでに、特に視覚障害者のためという訳でなく、バーチャルリアリティーの体験として発表されたものを次のように報告してきました。

 雑誌TRONWARE(坂村健 東京大学教授主宰)に1994年、1997年と2回の発表をしています。

JWL HASSEGAWA97
http://ext.ricoh.co.jp/net-messena/ACADEMIA/WELFARE/HASEGAWA97.html

 また、昨年のワイヤレスジャパンでは、携帯電話の上で実現されつつあることを感じました。

夢の触力覚(しょくりきかく)が分かる携帯電話の時代到来:
ワイヤレスジャパン2009
長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー/ウェブリブログ
http://ubq-brl.at.webry.info/200907/article_5.html

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

NHK技術研究所の視覚障害者のための触れるテレビ映像の研究 長谷川貞夫の視覚障害とユビキタス情報バリアフリー/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる